🍁【11月に気を付けたい病気】寒暖差と乾燥に負けない体調管理のコツ!
11月に入ると、日中のポカポカとした陽気と朝晩の冷え込みとの寒暖差が大きくなりますね。また、空気が乾燥し始めるため、体調を崩しやすい時期でもあります。
今回は、11月に特に気を付けたい病気と、その予防・対策についてご紹介します。
🥶 寒暖差による体調不良(寒暖差疲労・寒暖差頭痛)
秋が深まり、急激な気温の変化に体が対応しきれず、自律神経が乱れやすくなることで起こります。
- 主な症状: 倦怠感・疲労感、頭痛、めまい、肩こり、冷えなど。
 - 対策:
- 服装の調整: カーディガンやストールなど、脱ぎ着しやすいもので体温調節をこまめに行いましょう。特に、首元、手首、足首の「三首」を温めると効果的です。
 - 適度な運動: ウォーキングなどの軽い運動で血行を促進し、自律神経の働きを整えましょう。
 
 
🦠 感染性胃腸炎(ノロウイルスなど)
ノロウイルスなどのウイルス性の胃腸炎は、11月頃から患者数が増え始め、冬にかけて流行のピークを迎えます。
- 主な症状: 突然の嘔吐、下痢、腹痛。発熱や頭痛を伴うこともあります。感染力が非常に強いのが特徴です。
 - 対策:
- 徹底した手洗い: 食事の前やトイレの後だけでなく、外出から帰宅した際も石鹸を使って丁寧に手洗いをしましょう。
 - 食品の加熱: カキなどの二枚貝は、中心部までしっかりと加熱しましょう。
 - 吐物の適切な処理: もし家族などが嘔吐した場合は、マスクや手袋をして、塩素系漂白剤などを使用して適切に処理し、感染拡大を防ぎましょう。
 
 
😟 季節性うつ病(SAD:季節性情動障害)
日照時間が短くなることにより、脳内の神経伝達物質であるセロトニンの働きが低下することで発症しやすくなると考えられています。「11月病」とも関連しています。
- 主な症状: 気分の落ち込み、無気力、過眠(日中も眠い)、過食(特に甘いものや炭水化物を欲する)など。
 - 対策:
- 日光を浴びる: 意識的に日中に屋外へ出て、太陽の光を浴びる時間を作りましょう。特に朝の光を浴びると効果的です。
 - 規則正しい生活: 睡眠時間を確保し、バランスの取れた食事を心がけましょう。
 - 症状が重い、または長引く場合は、専門機関への相談をためらわないでください。
 
 
🤧 その他の感染症(RSウイルス感染症、マイコプラズマ肺炎、インフルエンザ・コロナウイルス)
空気が乾燥し始めると、ウイルスが空気中に漂いやすくなり、呼吸器系の感染症も増え始めます。
- RSウイルス、マイコプラズマ肺炎: 子どもだけでなく大人も感染します。特に高齢者や持病がある方は重症化に注意が必要です。
 - インフルエンザ・新型コロナウイルス: 流行期に入るため、手洗いやうがい、人混みでのマスク着用などの基本的な感染対策を継続しましょう。また、ワクチン接種も有効な予防策です。
 
✅ 11月の健康的な過ごし方3つのポイント
- 💡 部屋の換気と加湿: 乾燥対策として加湿器などを使い、湿度を適度に保ちましょう(目安:40~60%)。また、ウイルス対策のため定期的な換気も大切です。
 - 💪 免疫力アップ: 栄養バランスの取れた食事と十分な睡眠で、体の抵抗力を高めましょう。
 - 🤝 基本的な感染予防: 帰宅時や調理前の手洗いを徹底しましょう。
 
体調が優れないと感じたら、無理せずに早めに休養を取り、必要に応じて医療機関を受診してくださいね。

