9月に気を付けたい病気

夏の暑さが和らぎ、過ごしやすい日が増えてくる9月。季節の変わり目は、体調を崩しやすい時期でもあります。夏の疲れが出たり、気温や湿度の変化に体がついていけなかったりするため、注意が必要です。

今回は、9月に特に気を付けたい病気についてご紹介します。

1. 秋風邪

「秋の空は女心と秋の空」ということわざがあるように、9月は日中の気温と朝晩の気温差が大きくなります。この気温差が自律神経のバランスを崩し、免疫力が低下するため、風邪を引きやすくなります。また、夏に冷たいものを食べすぎたり、冷房の効いた部屋に長時間いたりすることで、体が冷えてしまっていることも原因の一つです。

予防策

  • 衣服を調節し、体温管理をこまめに行う。
  • 栄養バランスのとれた食事を心がけ、十分な睡眠をとる。
  • 冷たいものの摂りすぎに注意し、体を冷やさないようにする。

2. 食中毒

9月はまだ気温が高く、食中毒の原因となる細菌が繁殖しやすい時期です。特に注意したいのが、バーベキューやアウトドアなど、屋外での食事です。生肉を扱ったトングや箸で他の食材に触れたり、食材を常温で放置したりすることで、食中毒のリスクが高まります。

予防策

  • 食材は新鮮なものを選び、購入後はすぐに冷蔵庫へ入れる。
  • 調理前にはしっかり手を洗う。
  • 生肉と加熱済みの食品を分けて扱い、調理器具も使い分ける。
  • 加熱する際は、中心部まで火を通す。

3. アレルギー性鼻炎

スギ花粉の時期が終わり、ホッとしている方も多いのではないでしょうか。しかし、9月はブタクサやヨモギなど、秋の花粉が飛散する時期です。また、ハウスダストやダニもアレルギーの原因となります。

予防策

  • 外出時はマスクを着用する。
  • 帰宅後はうがいや手洗いをし、衣類についた花粉をはらう。
  • 部屋をこまめに換気し、こまめに掃除する。

9月を元気に過ごすために

9月は、夏の疲れを癒しながら、冬に向けて体調を整える大切な時期です。規則正しい生活を送り、バランスのとれた食事を心がけ、適度な運動を取り入れることで、免疫力を高めることができます。

日々の体調の変化に気をつけながら、元気に9月を過ごしましょう。