名古屋経済大学市邨高校インターンシップ!【薬剤師体験】

今年も夏休みを利用して市邨高校の学生2名がインターンシップに来てくれました!
3日間調剤薬局での薬剤師のお仕事を体験。
薬剤師とは言っても働く場所はいろいろ、薬局や病院だけでなく薬の開発や薬品の品質管理、公務員などいろいろな就職先がありますが今回は調剤薬局の薬剤師体験。
薬剤師の印象は?という質問には「うーん??」とあまりイメージが湧かない様子の2人、ということで3日間しっかりと調剤薬局における薬剤師のお仕事を勉強していただきましょう。

調剤薬局のイメージは「病院で処方された薬を受け取るところ」という感覚だったということですが、今回初めにお話しさせていただいたのは、薬を渡すだけなら正確で速いロボットで問題ないけど、なぜ薬剤師という人間がお薬の説明をするのか?
今回はこのテーマを主に学んでいただきました。
まずお話ししたのが説明の仕方によって薬の効き方が違ってくるということ。患者さんの状態や気持ちを考え、薬がどのように働いてどれくらい効果あるかを丁寧に説明することによって本人が効果があるかどうかわからず飲んでいた薬も高い効果が得られることがあり、逆に効果が無い薬を効果があると説明すると実際に効果が出ることがあるという話は2人とも印象に残った様子でした。
ではでは実際に薬局の中に入って業務のお手伝いをしてみましょう
まずは調剤体験!実際の処方箋を見てお薬を棚から出して集めていきます、薬がたくさん棚に並んでいて探すのが大変!さて、この薬局には何種類の薬があるでしょう?という質問に「300種類くらいかな?」との回答でしたが1,300種類もあることを知って驚いていました!


といった感じで、処方箋の情報を読み取り、なぜこのような作業が必要か?という知識を交え・確認しながら粉薬の一包化・軟膏の混合・錠剤が飲めない方のためにつぶして粉にしたりなどなど薬剤師が調剤室の中で行っている作業を体験。
そして患者さんにお薬の説明をする服薬指導の見学患者さんに許可をいただき同席していただきました。
患者さんと会話をしながら、薬は効いているか?薬の量はあっているか?以前からどのように服薬している薬が変わってきているか?不要な薬はないか?必要な薬はちゃんと処方されているか?自然な会話の中から患者さんの情報を引き出して確認していることにとても感心していました。
あっという間の3日間でしたがフレッシュな2人と一緒にお仕事ができてスタッフも楽しい3日間となりました。
今回のインターンシップの2人の感想をまとめると
「人に寄り添い考えることの大切さを知り、今後自分もそのように行動できるようになりたい」とのこと。
こちらとしても3日のインターンシップを通して1番伝えたかった大事なことを学んでいただいたようでとてもうれしいです。
またいつでも遊びに来てくださいね。