熱中症になりやすい人と熱中症対策
今回は熱中症について書いていきたいと思います。
春から夏にかけて要注意!油断している時期だからこそ対策しておきましょう。
春の熱中症の原因は体が気温に対応できないこと
春先は寒暖の差が激しい上に、冬に休んでいた汗腺が汗をかくことに慣れていないこともあり、体温調節機能がうまく働いていません。春だからと言って油断していると熱中症になってしまうかもしれません。
熱中症になりやすい人
高齢者が熱中症になりやすい理由。室内でも油断禁物!
・温度に対する感覚機能が鈍くなっているため、室内でも熱中症になってしまう危険があります。特に高齢になると寒さには敏感でも暑さには鈍くなります。
・トイレに行くのが面倒という理由で水分を取らない方が多くいらっしゃいます。
・特に認知症の方は冷房を入れたつもりでも暖房になっているにもかかわらず気づかないという事例もよく耳にします。
子供が大人より熱中症になりやすい理由
・子供は大人に比べて発汗能力が未発達で汗で体を冷やす能力が低いです。
・子供の体は周囲の環境の影響を受けやすく熱しやすく冷めやすい問い特徴があります。
・外出時は子供は体が小さいため地面からの距離が近く輻射熱の影響を受けやすいので大人より常に熱い場所にいます。
その他の熱中症になりやすい人
・肥満気味の方は皮下脂肪が熱を閉じ込めてしまいます。
・二日酔い、下痢、嘔吐をしている場合体内の水分が少なく熱中症になりやすいです。
・利尿効果のなる薬を飲んでいる、暑さに慣れていない、普段運動していないなども熱中症になりやすい傾向があります。
熱中症の症状と対応
Ⅰ度 冷所で応急処置
めまい、立ちくらみ、大量の発汗、筋肉の硬直(こむら返り)
冷所で安静にし、体を冷やすとともに水分と塩分を取りましょう。症状が改善せず悪化するようなら病院へ!
Ⅱ度 病院で診察が必要
頭痛、吐き気、嘔吐、下痢、倦怠感、集中力や判断力の低下
迷わず病院へ!
Ⅲ度 入院が必要
意識障害、けいれん発作等
迷わず救急車を呼びましょう!
熱中症にならない予防と対策
・普段から体づくりをする
真夏になる前に適度な運動を行い適切な食事と十分な睡眠をとりましょう
・屋内の場合
暑さを我慢せず日差しを遮り冷房や扇風機を使い涼しく風通しの良い環境を心がけましょう。また、水分も適度に取るよう心がけましょう。
・外出時
☆衣服を工夫し通気性の良い麻や綿などの素材を着るようにしましょう
☆下着には吸水性、速乾性に優れた素材を選びましょう
☆帽子や日傘で直射日光を遮ることも有効です。
☆冷却グッズをうまく利用しましょう。冷却タオルや携帯扇風機など
☆いろいろなグッズがあります、太い血管が体表近くになる首元を冷やすと効果的です。
☆水分と塩分を持ち歩きいつでも補給できるようにし、疲れていなくてもこま めに休憩をとることが熱中症にならない秘訣です。
熱中症は身近な病気で健康な人でもなりやすい病気と言えるでしょう
また、自分だけでなく一緒にいる子供や高齢者等の熱中症にも気を付けるようにしましょう。